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水を無駄にせずに、いちごを育てる

私たちのスムージーやジュースには、スペイン南部のウエルバ地方で生産されたいちごを使っています。ウエルバは、ヨーロッパのいちごの30%を栽培する産地であるだけではなく、生態学的に重要な湿地の1つで、ユネスコの世界遺産に登録されているドニャーナ国立公園もあります。 農業はウエルバの財政を支えていますが、水を多く消費するものでもあります。水不足は、国立公園とそこで暮らす何千羽もの渡り鳥にとっても、いちご生産者の生活にとっても悪影響を及ぼします。

解決策を見つける:

私たちは、地域の水資源がいちごの栽培と国立公園の両方をうるおすことができるように、2009年、コルドバ大学と協力してさまざまな方法を試し始めました。 大学は、いちごの生産量や品質に影響を与えることなく、水の使用量を10~40%削減可能であることを見出しました。作物に必要な水量を慎重に計画し、寒い時期には灌漑(かんがい)するなど、灌漑設備をうまく稼働させることで大幅に節水できたのです。

いい影響を広げていく:

水効率が改善されると、農場の灌漑システムの運営と、肥料を散布するコストが安くなります。また、過剰な水で栽培者の足下が滑りやすくなることが減り、収穫の効率が向上。農場管理者は人件費の節約もできました。

2016年、このいちごプロジェクトは「ガーディアン・サステイナブル・ビジネス・アワード*」水部門を受賞しました。 プロジェクトの恩恵をより多くの農場に拡大するために、私たちは農家とそれぞれのバイヤー、特にウエルバ産のいちごの70%を買う小売業者との関係を深めることにしました。2014年にサステイナブル・アグリカルチャー・イニシアチブ(SAI)と、その地域から調達している9つのメンバーブランドおよび小売業者と提携しました。 私たちは今、より多くの農家によい影響を与え、水の使用量を減らすという大胆なプロジェクトに取り組んでいます。

今までに達成したこと:

私たちはSAIと一緒に、効率のよい水管理のための45の方法について74の農家を訓練し、高度な水管理についての専門知識を高めてもらうためにさらに38の農家アドバイザーのためのマスタークラスを開催しました。 教室でのトレーニングに加えて、農家の人たちに2つのモデル農場を見学して自分の目で見てもらうことを勧めました。 まとめると、私たちは2017年〜2018年の間に、これらの農家がいちごの品質や生産量に影響を与えることなく、4億4000万リットルの節水ができる、と推測しています。

私たちのトレーニングは農家には無料で、広くメッセージを伝えるために、いちご生産者との取り組みを全てオープンにし、ソーシャルメディアを使ってとっておきのヒントを共有しました。 2018年には300人以上の農民が私たちの資料を検討しました。この地域のいちご農家の58%にあたる人数です。

2016年には、このプロジェクトで「ガーディアン・サステイナブル・ビジネス・アワード*」も受賞しました。

次のステップ:

2018年、2019年には、農家と一緒に過ごす時間を増やし、さらに多くの水を節約できるように特別なアドバイスをしようと計画しています。 私たちは、これらの農家が平均20%の節水ができるようにと目標を立て、SAIの水効率トレーニング・プログラムのメンバー(および共同議長)として積極的に活動しています。

*ガーディアン・サステイナブル・ビジネス・アワード(Guardian Sustainable Business Awards):
企業のサステイナビリティへの取り組みにおける、真のイノベーションや成功事例を紹介し称えるアワードです。